空き地の管理は何かと大変なもの。中でも特に手間のかかる作業の1つが雑草対策です。空き地の雑草について、下のような点が気になる人は多いでしょう。
この記事では、上記の2点を詳しく解説していきます。空き地の雑草対策で悩んでいる方には、きっと参考にしていただけるでしょう。

空き地に賃貸アパートを建てる、あるいは駐車場に転用するなどの方法で活用すれば、雑草対策からも解放されます。また、経営のやり方が間違っていなければ、安定した収入を得ることも可能です。
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空き地の雑草対策のおすすめは?効果的な方法8選<
雑草対策は単純な草むしり・草刈り以外に、効果的な方法が多くあります。ここではその方法を8つ紹介します。
防草シート(生育を防ぐマット)
防草シートは、土を覆うマットのようなシートです。色はメーカーや商品によって異なりますが、緑や青、黒などのものが多くなっています。防草シートを敷かれると、雑草は「その下でしか」生えることができません。
- 日が当たらない
- 水分が届きにくい
- 伸びるための空間がない
このような理由から、雑草が生えにくくなります。きっちり地面に密着するように貼らなければ、隙間に多少生えることはあります。しかし、大幅に抑制できるのは確かです。
防草土(アルカリ性の土)
防草土は「アルカリ性の土」です。水から抽出されたマグネシウムなどを使用しています。雑草は弱酸性の土壌を好むものが多いため、生えにくくなります。
固まる土(砂)
これも防草土と呼ばれることが多いもの。固まることで雑草の根が生えないようにします。
「固まる土・砂」といっても、セメント系の素材は使用していません。そのため、環境に優しく土壌汚染の心配がないのもメリットです。
除草剤(枯らすなら液体、予防は顆粒)
除草剤は農業の分野でも古くから使われているものです。賛否両論があるものの、効果は確かといえます。除草剤には下の2タイプがあります。
- 液体タイプ
- 顆粒タイプ
今生えている雑草を枯らすには液体タイプが有効です。逆に「これから生えてこなくする」には、顆粒タイプが有効です。
緑化(芝生・グランドカバー植物など)
緑化していい部分であれば、芝生やグランドカバー植物など、美しいグリーンを生やすのも有効です。これらの植物が生えていれば、雑草はつけ込む隙がありません。
もちろん、こうした植物が生えていても「わずかに雑草が出てくる」ことはあります。しかし、その割合は低いため、毎回手で抜けばOKです。
砂利(わずかに生えるが撤去が容易)
砂利を敷いてかまわない場所であれば、砂利を敷くのもいいでしょう。防草シートと同じく、雑草が生育しにくくなるため、大幅に減ります。
ただ、隙間がわずかにあるため、そこから伸びる雑草もあります。しかし、数は少ないため除去は簡単です。
また、次で芝生やアスファルトの舗装などと違い「撤去しやすい」のもメリットです。
アスファルト・コンクリート舗装(一番完全)
「雑草を生やさない」ことだけが目的なら、もっとも完全な方法です。これも隙間からわずかに生えることはありますが、数は極めて少ないものです。
しかし、ただの雑草対策としては少々「大げさ」なのも事実。下のようなデメリットがあります。
- 費用がかかる
- 撤去しにくい
- 撤去後の土の質が悪くなる
最後については、たとえばその空き地が宅地だった場合、撤去したあとで家庭菜園などをつくっても、野菜が育ちにくくなるなどの欠点があります。
このため、舗装は「雑草対策」というよりは「舗装する別のメリット・目的」があるときに選択すべきでしょう。
番外…レンガ・タイル(デザインをできるケースでおすすめ)
アスファルト舗装をソフトにしたもので、レンガ・タイルを敷き詰めるという方法があります。この方法のメリットは下記の通りです。
- おしゃれにデザインすれば、見た目も美しい
- 雑草もほぼ生えない(隙間から生える程度)
- 舗装と違い撤去しやすい
- 設置もしやすい(DIYでもできる)
反面、デメリットとなるのは下の点です。
- 広い面積をカバーするには時間がかかる
- 庭のようにデザインする必要がある(しないと違和感がある)
- 広範囲に使う場合、費用が高くつくことがある
このため、空き地の面積が狭いときや、デザインをできるような状況のときにおすすめといえます。こうした状況は比較的珍しいため、番外としています。
バークチップ・ウッドチップもあり
これらはガーデニングでよく使われる「木片」のようなものです。砂利代わりにこれを敷き詰める方法もあります。
砂利のように重みで雑草を抑えることはできないため、防草の効果は砂利よりやや小さくなります。しかし、雑草の生育地を奪えるのは確かで、それなりに高い効果を見込めます。
これもやはりレンガやタイルと同様に「デザインできる環境」が必要です。そうした環境であれば、レンガやタイルより軽量で、DIYをしやすいのがメリットといえます。
空き地の雑草を放置するとどうなる?3つのリスクを解説
「そもそも、雑草を放置するとどのような問題が起きるのか」という点も気になるところでしょう。ここでは、空き地の雑草を放置することで起きる問題を解説します。
不法投棄をされやすい
管理の行き届いていない空き地は、不法投棄の温床となります。不法投棄をされたものは土地の所有者が処理しなくてはいけません(行政は処分してくれません)。
このため、粗大ごみや産業廃棄物などを処分する手間・費用がかかってしまいます。場合によっては、その廃棄物から流れ出る汚水などで、土壌が汚染されるリスクもあります。
隣家・隣地の所有者とトラブルになる
雑草を放置していると、伸びた草や枝が隣家・隣地に侵入することがあります。これが原因で所有者とトラブルになることもあるでしょう。
また、そこまで伸びなくても、隣家に人が住んでいれば「雑草だらけの隣地」は不快なものです。理由は下記の通りです。
- 蚊の生息地になり、隣家にも蚊が増える
- その他の虫や蛇なども生息しやすくなる
蛇やその他の虫は、人によっては「自然でいい」と感じることもあるかもしれません。しかし、蚊が増えることを歓迎する人はいないでしょう。
蚊は確実に隣家のデメリットになる
「ヤブ蚊」という種類がある通り、草薮は確実に蚊を増やすものです。そして、蚊の対策は蚊取り線香にしても電気式蚊とりにしても、わずかながら有害物質を発してしまうものです。
有害物質については、適度に換気をしていれば問題ありません。赤ちゃんがいても大丈夫です。しかし、下のようなデメリットは確実に発生します。
- 蚊取り線香の匂いが服や壁につく
- 電気式も、使っている間は匂いがするものがある
- 使用量が増えるとお金がかかる
いずれにしても「気にするほどではない」という人もいるでしょう。しかし、隣家の人にとってデメリットであることは確かです。
「本来発生しないはずのデメリットが、隣人の空き地のせいで発生している」となれば、やはりいい感情は持たれないでしょう。こうした人間関係の悪化を避けるためにも、空き地の雑草を放置してはいけないのです。
自治体から雑草除去の勧告を受けることがある
多くの自治体が「雑草除去に関する条例」を制定しています。これは「雑草が地域にとって問題のあるレベルだったら、所有者に雑草除去を指導・勧告できる」というものです。
たとえば京都府の大山崎町では、下のような条例が制定されています。
(所有者等の責務)
第3条 あき地の所有者、管理者又は占有者で権限を有する者(以下「所有者等」という。)は、当該あき地が管理不善の状態にならないよう努めなければならない。
(町長の指導及び勧告)
第4条 町長は、あき地が管理不善の状態にあると認めた場合は、当該あき地の雑草等の除去について、所有者等に対し必要な指導又は勧告をすることができる。
あき地の雑草等の除去に関する条例(京都府・大山崎町)
罰金などは相当なレベルにならない限りはありません。しかし、こうした勧告を受けること自体が、多くの人にとって精神的なストレスになるでしょう。
また、このような指導を受ける時点で「近隣の人々に迷惑をかけている」ということ。そのような問題を起こさないためにも、空き地の雑草対策はしっかりする必要があります。
まとめ~雑草対策が不要になるよう、空き地の有効活用を考えよう~
雑草対策には効果的な方法もありますが、いずれも継続するコストや手間がかかります。こうしたコスト・手間から解放されるために、空き地の有効活用を考えるのもいいでしょう。
たとえば駐車場として活用する場合、そのやり方や費用などを下の記事で詳しく解説しています。
また、駐車場以外の活用方法も知りたい場合は、専門家に相談するのがいいでしょう。そのときは、下記の「タウンライフ土地活用」などのサービスを利用し、できるだけ多くの業者の意見を聞くことをおすすめします。
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